【オープンキャンパス企画「Japan Day 2019」】のご案内

Japan Day 2019
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加速するDigital Transformation
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本年のJapan Dayは、「加速するDigital Transformation」を全体テーマに、あらゆる生活部面の数字化やその解析の先端事例を見て行きながら、そこにある事業機会と脅威について、皆さんと一緒にディスカッションしていきたいと考えております。

例年この催しには、日本からのご来場者だけではなく、現地で駐在されている多様な日本企業の駐在スタッフの方々も多数ご参加頂いております。シリコンバレー空気を感じる活発な交流の場としてもご利用頂けます。

ご多用中とは存じますが、ご参加のご検討を頂きたくご案内を申し上げますとともに、現在米国駐在の方を始め、社内外で本企画にご関心を持たれそうな方々にも本メールをご転送頂ければ幸いです。

ご参加を、心からお待ち申し上げております。

【日時】
2019年10月24日(木)13:00~16:00 25日(金) 9:00~16:30

【アジェンダ(予定)】

1日目 10月24日(木)13:00~16:00
【午後】

<セッション1>(日本語:Session in Japanese)
襲い掛かるDigital Transformationの波

IoTにより現実世界と仮想世界の界面が溶けつづけ、現実世界から吸い上げられた溢れんばかりのデータはAIによってさまざまに解釈され、現実世界のアクションを返しながら日に日に影響を強めています。また、人の行動を自律的に理解するコンピュータ環境が、「操作するIT」から「委譲するIT」に変化を続けており、人々の期待値は媒体を意識させずに結果を提供するサービスを求めていくように変化しています。
こうして物理的な商品は、どんな環境でも空気のように存在することを求められ、人々はそこから繰り出される結果そのものを価値としてとらえる傾向を強めていくに違いありません。
今後10年先を考えたとき、もはやこの急速な変化から逃れられる企業などあるでしょうか。
しかも、このDigital Transformationの取り組みが『技術的課題』ではなく、求められる価値提案の変容に取り組む組織の『戦略的課題』であるとしたらどうでしょう。
情報技術の進展を理解し、自らの商品・サービスの要素として取り込むことはもちろん、自らの提供価値の変容(Transformation)に戦略的に取り組めない企業は、市場からの退場を覚悟しなければならないでしょう。

このセッションでは、本年のJapan Dayを通じたテーマであるDigital Transformationを考える上で重要な事例を織り交ぜながら、トレンドを事業機会と脅威の両面から捉え、全体の議論の準備を致します。

<セッション2>(日本語:Session in Japanese)
Scanミーティング・オリエンテーション

このセッションは、Japan Dayへのご参加が初めての方へのオリエンテーションです。

事業環境をスキャンニングして新しい変化の予兆に気付くシステムは、企業を別のステージへ誘うイノベーションを起こしていく上でも、事業領域の外 側で発生している脅威に早く気付くためにも、重要な機能となります。

このセッションでは、
・ 通常の事業環境の観察活動にScanningの機能を取り入れることの意味
・ 変化の予兆を探るヒント
・ 探した変化の共有方法
などについてお話します。

セッションの中では、「Signals of Change:変化の予兆」発見のためのプロセスの説明を申し上げることで、翌日のScanAbstract Meetingの参加方法についても理解頂けるように致します。

2日目 10月25日(金)9:00~16:30
【午前】
<セッション3>
Japan Day Scan Abstract Meetingへの参加
https://tokyo.strategicbusinessinsights.com/programs/scan/3.html

Scanプログラムの企画会議でもあるユニークなブレインストーミングです。
Japan Dayの特別セッションに限り、日本語同時通訳付きでご参加頂けます。

【昼食】
弊社コンサルタントや他のお客様とご交流頂きます。

【午後】
<セッション4>
分散化モデルは、台風の目になるのか?

過去20年間に構築されてきた、いわゆるGAFAを代表格とするテックジャイアントの「個人情報の広範な利用」を前提としたビジネスモデルは産業界に行きわたり、インターネット時代のビジネスモデルを広く支配してきました。しかし、集中し過ぎた市場支配力に対する懸念は、世界各地で新たな規制や反トラスト訴訟の火種ともなり、今では、テックジャイアントの強固なモデルは、「デジタルコンピーテンシーの格差を利用した経済支配だ(MIT Technology Review)」とまで言われるようになり、ある種の困難に突き当たっています。
一方で分散型のWEBを目指す人々は、個人情報の保管、処理を中央のごく少数の管理者に依存させることで成り立ってきた従来のモデルとは異なる、新たなビジネスを興し始めています。ブロックチェーンやAIの発達など、次々に実用化される新たな技術は、安全なP2P取引を可能にし、その分散化を加速しています。例えばエネルギー業界では、そうした最新の情報技術に、再生可能エネルギーと蓄電設備の技術の進展が絡み合い、競争力を増したマイクログリッドと中央集権型の電力システムとの競争が、静かに始まっています。ただし、こうした分散化モデルの実践は、全体の動向から見れば、まだまだ小さな変化の予兆であり、未来の構造にどのように組み込まれていくかは、誰にもわかりません。
このセッションでは、Digital Transformationに伴って進行している分散化の事例を見ながら、将来の発展可能性と事業環境への影響について考察していきます。

<セッション5>
AIでバックアップされたセンサー群利用と事業機会の芽

市場ではここ数年、モノのインターネット化に対する期待が高まり「IoTの時代が到来している」と喧伝されてきました。しかし実際には、たとえば取得されたデータの使い道を見出すことができず、大量に集まってくるデータを前に途方に暮れているケースも多く、ビジネスとして成功させることの困難さが強調されています。しかしこの先10年、センサー自体の進化だけでなく、爆発的に増えるデータに意味を与えるAI活用の進展、インプット、アウトプットの即時性を格段に向上させる5Gの普及などにより、社会のあらゆる現象のデジタル化⇒数字化された現象の解析⇒現実世界へのフィードバック⇒デジタル化といった無限ループの回転が加速度的に高まっていくと考えられています。
Scanプログラムでは、こうした変化を観察する中で「AIでバックアップされたセンサー群利用の進化」を推進力として、新たなビジネスを構築する動きの萌芽を認識し始めました。

このセッションでは、こうした変化を裏付けるトライアルの事例をご説明し、顕在化しつつある事業機会とその広がりについてお話します。

<セッション6>
ブレインストーミング:
Digital Transformationと未来の不確実性

このセッションでは、話題提供を申し上げたコンサルタントや、生活者の分析に長けたコンサルタント達と共に、Digital Transformationに関係する未来の不確実性について、。皆さんと議論を発展させていきたいと思います。

短いセッションではありますが、このブレインストーミングを通じて弊社の思考方法の一部をご体験頂ければと存じます。

【会場】
Strategic Business Insights, Inc. 本社オフィス(米国SRIキャンパス内)
333 Ravenswood Avenue Menlo Park, CA 94025

【参加費用】 無料

【お申し込み方法】
会場の都合により、事前に参加登録をお願い申し上げます。
参加ご希望の方は、右ボタンよりお一人ずつお申し込み下さい。

本イベントは終了いたしました。

上記サイトに入場できない場合は、メールにて担当の高内(atakauchi@sbi-i.com)までご連絡ください。
他の方法でお申し込み頂きます。

【ご注意】
・ 会場定員になり次第、締め切らせて頂きます。
・ 一社より三名以上のお申し込みを頂いた場合、調整をお願いする場合がございます。
・ 現地集合、現地解散となります。旅費などは、ご自身でご負担頂きます。
・ 各セッションのトピックは、変更されることがございます。

以上、悪しからずご承知置きください。

 

前日(23日)に【SBI Japan Day 15周年記念レポート】(有料)に付属するPremium Sessionが開催されます。