Synopsis 2010-01

Scanプログラムでは、今月からSynopsisと題してプログラムの企画会議であるブレインストーミングセッション「Abstract Meeting」で議論された内容から、新しく現れ始めた変化のパターンをまとめて、短信レポートとして配信することになりました。
ここでは、簡単に 弊社が新しく捉えた変化のパターンを速報していきます。

各レポートとも全文をご覧になるためには、Scanプログラムの会員権が必要になります。

ご関心をお持ち頂いた方は、こちらからお問い合わせ下さい。
なお、このプログラムで配信される全てのレポート群に関する情報は、こちらにございます。

幅広い社会的トレンドに関わるパターン
P0002「市民の監視」：　新しいサーベイランスに対する考え方に、一般的な個人の参加が見られ始めている。
P0005「生きるも死ぬもスーパーマーケットで」：　スーパーマーケットや小売店における、幅広いサービスの蓄積の重要性について新しい認識がうまれつつある。
P0006「雇用の慣例に関する警告」：　長引く不況により新しい人的資源利用のアプローチが生まれてきているが、そこには新しい機会とともにリスクも存在している。

新しい形のコンテンツ開発や消費に関わるパターン
P0001「知識の創造と配信のための新アプローチ」：　メディアとコミュニケーションの活用に関して興味深い展開が生まれつつある。P0001では、知識のキャプチャ（捕捉）とコラボレーション･ツールの使用に冠する新しいコンセプトを明らかにしている。
P0004「読書行動 2.0、それとも0.2」：　消費者の読書行動に関する変化を浮かび上がらせている。このような変化は、新規のテクノロジー･プラットフォームによる影響の現れでもある。

デジタル領域で現在進行中のイノベーションに関わるパターン
P0007「ユビキタスなイノベーション・プラットフォームとなる携帯電話」：　絶え間なく拡張するスマートフォンのインフラが、イノベーション促進の機会を提供する多様な例を提供している。
P0008「パーソナル･テクノロジー」：　人の感情に反応する、これまでよりさらにパーソナルなシステムやサービスを可能にする新テクノロジーについて概説する。
P0010「デジタルが生活を拡張する」：　拡張現実の種類や活用を示す発展に注目している。

今後問題となる可能性のある医療健康領域の進歩に関わるパターン
P0009「検診過多」：　ヘルスケアの進歩は、通常プラス方向への変化に関わるものだが、中には社会的課題を提起する場合がある。ここでは、増大の一途をたどる検診技術とそれらの利用数の増加が患者に害を及ぼす可能性について概説する。
P0011「医学の進歩は自己責任を軽減する」：　医療や医薬の進展が人の行動に弊害を及ぼすことを示唆する例を挙げている。

持続可能性関連のStudy-Watchフレームワークの両端に位置するパターン
P0003「持続可能性に求められる基準」：　持続可能性関連のコンセプトやテクノロジーを評価するための基準がないこと、また評価をすることが困難なために、更に持続可能性のコンセプトを実施しようとする企業が現在直面している障害に関して概説する。
P0012「新しい農業アプローチ」：　増加し続ける世界人口への食糧供給という課題に取り組むための思惑的な考えを挙げている。