分析プロセス
さあ、回りの様子がかなり見えてきました。ここで技術革新、社会現象など今までの議論で話題になった要因を関連づけていきます。

「ある技術が完成されたなら」「競合メーカー間に、ある標準化に向けた提携が生じたら」… 例えばそれが偶然に生じることであろうが、企業間の合意に基づき発生する事象であろうが、それぞれの事象を軸に何が起きそうなのか、様々な可能性を突き詰めます。私達は、この作業を通じて、事象が関係し会って発生する事件を予測し、新しい事業機会の発見に努めます。

ベネフィット
裏を反せば、このチャートは起ってくる事象に影響を及ぼす、注視するべき個別の要因を明示する役割も果たしています。技術の事業化を目指すプロジェクトの一人一人の構成員が、影響力を文脈のなかで捉えながら、それらの要因の変化に目を光らせる。そこに社会の変化に敏感な組織作りの原点があります。

もう一度申し上げます。未来は原則的に予測不可能なものであり、様々な可能性を含んでいます。このチャートをもとに未来に対するプロジェクトの共通認識を醸成し、状況変化に即応する体制を整えましょう。