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BIP Report Abstract

タイトル 変化の兆し:2002年1月
番号

D02-2377

原題 Signals of Change:  January 2002
出典 Bulletin/Insights
著者 Rob Edmonds, Carl Telford, Robert Thomas
発行年 2002年
発行月 4月
Bulletin No. 305
内容

  このレポートでは、SRIコンサルティング ビジネスインテリジェンスのロンドンオフィスで開かれたスキャン・ミーティングでアナリストが検討した話題を紹介する。今回のトピックは日本における新たな投資機会、企業ベンチャーキャピタル事業の変化、アウトソーシングや分散経営構造のメリットの3点である。
  欧米企業はこれまで日本での投資にはあまり積極的ではなかった。同国が投資しやすい環境づくりに熱心でなかったためである。だが遂に日本でも景気低迷を背景に規制が変更され、投資家にとって魅力的な条件が整い始めた。既に大胆な欧米企業は日本の自動車、製薬、通信部門に相当額の投資を行っている。
  次のトピックも経済絡みである。目先のリターンを求めるベンチャーキャピタルのやり方に革新企業が抵抗するようになり、ベンチャー企業に提供するインセンティブを見直す必要が出てきた。資金が今後も重要なのは言うまでもないが、業界での経験や市場へのアクセスといった企業ならではのインセンティブも革新企業にとっては負けず劣らず重要である。
  第三のトピックでは、大企業が中小企業の特徴を見習おうとする傾向が目立つとの指摘があった。成功を収める中小企業では、柔軟性、スピード、機敏な反応性が特徴である。これを採り入れるには、企業は上級マネジャーに対し、権限に固執せず、顧客のニーズに即応可能な下位のマネジャーに意志決定を「アウトソース」するよう奨励しなければならない。
(11ページ)(著者:Rob Edmonds, Carl Telford, Robert Thomas)

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