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BIP Report Abstract

タイトル オンライン・オークションとWeb上でのダイナミック・プライシング 
番号 D02-2383
原題 Online Consumer Auctions and the Future of Dynamic Pricing on the Web
出典 Bulletin/Insights
著者 Thomas M. McKenna
発行年 2002年
発行月 6月
Bulletin No. 307
内容

  このレポートは現在ウェブで最も有力な二つのオークションサイトであるeベイとプライスライン・ドット・コムを取り上げ、インターネット小売業のダイナミックな価格決定メカニズムについて今後の収益見通しを論じる。
  eベイはインターネット最大の個人向けオークションサイトであり、世界で最も成功したオンライン市場の座に上り詰めた。最近eベイはオークション以外にも事業を拡大。定価販売方式にも参入し、ディズニーやIBMといった大企業ともまったく新しい提携関係を築いている。だがeベイを世界の仮想中央市場に押し上げたのは、あくまでもオークション方式だ。
   一方のプライスライン・ドット・コムは、eベイにも匹敵するブランド認知度を誇る。プライスラインが最も得意とするオークションのニッチ市場はレジャーや旅行関連で、航空券、ホテル宿泊、レンタカーなどを扱う。プライスラインの入札者、すなわち逆オークション方式により自分が払ってもよいと思う価格を入札するユーザーは、どの航空会社やホテル、レンタカー会社が自分の入札価格に応じてくれるのかは知らないまま、その値段での販売に応じると約束しなければならない。プライスラインは最近黒字に転じてはいるが、そのビジネスモデルの対象は限定されている。つまりブランドにこだわらず、且つ、他のディスカウント旅行サイトで売られているよりいくらか安い航空券やホテルのためなら時間や手間を惜しまないユーザーである。
   eベイのダイナミックな価格決定メカニズムはコミュニティの確立と創造的発展の強固な足場となりうるが、プライスラインの方式には自ずと限界があり、将来の成長の余地も限られよう。
(12ページ)(著者:Thomas M. McKenna) 

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