Nanobiotechnology Research and Commercial Applications in the Life Sciences

　2001年9月11日の同時テロを受けて新設された国土安全保障省（DHS）。同省の2004年度予算は実に360億ドルに上っており、その使い道に関心が高まっている。このレポートはバイオ研究とITという予算の二本の柱に焦点を当てる。DHSは目下バイオ研究の方針を見直している最中で、国立研究所の研究課題をバイオテロ防衛に変更した。具体 的にはワクチンやバイオ攻撃センサーなどである。一方、DHSのIT研究開発予算にはあれこれ憶測が飛び交い、「国土安全保障バブル」とでも言えそうな状況になってる。 多数の企業が最新技術の売り込みに躍起になっているためだ。　

　とは言え、受注合戦にしのぎを削るIT企業にとって、本当の商機は22もの関連部局をリンクする仕事であり、使うのは既存技術である。DHSが抱える研究課題やIT需要の実態を理解しておけば、企業は十分内情に通じたうえで同省との商談に臨めるだろう。
（15ページ）（著者：Andrew Broderick, Greg Powell）

バイオテクノロジー(Biotechnology)、情報技術(Information Technology)、北米(North America)、研究開発(Research & Development)